―ガチャん―


やっと出ていった五十嵐くん。


こんなことになるなんて。

とりあえず、久高とはきったことにして、バレないよーにしよっ!


久高とは 相性いいんだよね!


携帯を開いて、時間をみる。


とっくに帰宅時間過ぎてんじゃん。


最悪。


クソがきがっ。

そう言えば、最後の賢治って何なんだろ?


なんて考えながら
私は学校を出た。