よし、上手くいった!



舌を噛めば、嫌でも唇は離れる。


その一瞬で、こいつの拘束から逃れて、遠慮なく殴る。

これ!

私の計画。


でも、

「いってー。」


「ご、ごめん。

やっぱりやり過ぎた?」


「ってめ、謝るくらいなら殴んなよ。」

はっ?


「襲われたときはこうしろって鈴奈に習ったもん。」


「なんか、いい感じのムード崩しやがって。」


「なっ//

いい感じとかなってないし。」


「はっ?先生途中から、何気、感じてだろ?」


っっ////!