「何、食べよーかなっ。」

私はキッチンにある冷蔵庫に向かった。

その時.....
―ピーンぽーん―


家のチャイムが鳴った。

誰だろう。

あっ。前、通販で買った服届いたのかなー。

なんて考えながら、玄関に向かう。


「はーぃって....、賢治くん。」


はぁー。

またかよ。ってか今度はなに!?

私、そんな暇じゃないよ?

「また今日はなに?

言っとくけどいれないからね?」


笑顔で突っ立っている、賢治くんに言う。


でも、私のその言葉を聞いた瞬間、急にむっ!っと不機嫌になった。


「もしかして、覚えてないの?」


はっ!
何を言うかと思えば、覚えてないの?


何いってんの?

賢治くんでしょ!?
覚えてるし!


「先生が来ていいって、言ったんだけど、忘れてないよね?」


「えっ。私、そんなこと言って.....、あっ。言ったかも。」