「....ン..ぁん..」


数学室に響く私の声。

「...声、すご。」

「まって、誰か来.....ぁ」




キーンコーンカーンコーン

事を終えて、崩れた洋服を直しているころ、ちょうど昼休みの予鈴がなった。


「今夜、今日の続きしよ?」


久高先生が言う。

「今日は、補習生に勉強を教えないといけないので...。
すみません。」


私は事実を話す。


「そうか。
また今度、誘うよ。」

そう言って、数学室を一人出ていった。


さて―――。