2010年4月8日(木)

私は大切な人を目の前で失った。

大切な人を失うには、中学三年生になったばかりの私には耐えられない現実だった。
目の前に少しずつ大きくなってく血溜まり、鈍い音が目の前から聞こえてくる。

どうして……。
なんで……。
さっきまで一緒にいたのに…。
どこからか悲鳴が聞こえてくる。
それが誰のものなのか?
あそこに倒れてるのは…。
目の前で起きてる現実についていけず、私は崩れおちた。
遠退く意識の中、さっきまで一緒にいたはずの裕ちゃんの笑顔が思い浮かんだ。

これは悪い夢。
夢なら明日には覚めて、またいつも通りの日々を送るだけだよね…?

また皆で笑いあっていけるよね?