「今までありがとう。さよなら…」


彼は震える声で呟いた。


「なんで、なんで⁉︎」


涙声で叫ぶように言った。


「俺、もうここにはいられない。親のせいで遠くに行かなければならないんだ…。」


「え…」


「さよなら…」


彼は


去った。