すると何かが服の中に入ってきた。

何か冷たいものが…。


って!!

「ちょっ!バカ!なにをっ」

私の服の中に侵入しているものは紛れもなくコイツの手。


「ウブなお姉さんはこんなことにも慣れてないのかな~?」


コイツ~~!!

女に慣れすぎだろ!!


私は近くにある参考書をとると
「このっ…ヘンタイ!!!」
そう叫んでぶったたいた。


部屋に鈍い音が鳴り響き頼りない悲鳴が重なる。


「バカ弟!」

最後にそう言い残して部屋を出る。