「綺麗だよなぁ……って雪!?どした!?」

「おい、雪!?」

「望月、先生呼んできてくれっ!!」

「おう!!!」

「雪、待ってろよ!?今先生呼んでくるから!!」

「れ………や…おれ……」

「どした!?」

「………いき…たい……」

「……っ!!大丈夫だ!!雪は助かる!!」

「で…もっ……むり……だ…よ」

「何いってんだよ!!そんな証拠ねぇよ!」

「余命……だっ…た……。いっか…げつ……の」

「余命!?何ともないっていったじゃねぇか!!」

「ごめん…ね……」

「雪!!先生連れてきたぞ!」

「雪くん、気を確かに!!」

呼吸器や色々な器具をつける先生。

「トラ…恋夜……だーいすき……」

ピーーーーーーーー

病室に無機質な機械音が響いた。

「雪ーーーーー……!!!!」

「死ぬなよおおおお……!!!!」

「まだ……いえてねぇんだよ………抱きしめてやれてねぇんだよっ………!!!なんで死ぬんだよばかぁ……!!」

泣かしちゃってごめんね。

ありがとう、俺は幸せだったよ。

もう隣にはいられないけど

ずっと見守ってるから。

俺の分まで強く生きて____。








END