その後、色々な話をした。

「そろそろ帰るかな!」

「あ、これ恋夜に渡しててほしい。俺が死んだ時に」

「自分で渡せよw」

「やだ。最後までバラさないし」

「じゃ、ここに置いてて。雪が危なくなったら恋夜連れてくるよ」

「ん、了解」

「じゃ、また明日なー!」

「うん、また明日」

〝また明日〟

あと何回いえるんだろう?

ふとそう思った。

「明日にでも雪降らないかな」

降ったら遊べるのに。

そう思いながら布団の中へ入った。



「ん………」

今日は看護婦さんが来る前に起きた。

もうすぐで来るだろうけど。

「今日も空綺麗…」

「雪くーん!あれ、今日は早起きだね!」

「はい。さっき目が覚めて」

「いいことだよー!はい、朝ごはん!」

「ありがとうございます」

「いいえー!良い一日を!」