しばらくしてなかったし、

すごくわくわくするな……。

あ、何時から出かけようかな。

お昼前には出かけようかな?

じゃなきゃ間に合わないだろうし。

テレビをつけて少しくつろぐ。

こんな時間がすごい好き。

ゆっくりできるし、自由だし。

「そろそろ行こうかな」

普段着に着替えて受付へ。

「紅瀬 雪です。外出したと伝えてて下さい」

「はい、かしこまりました!」

「よし、行こうかな」

まずはー…どこがいいかな?

病院を出て、歩いていると…。

「雪くん!?どうして病院に……」

「あー…伊野さん…」

「なにかの病気なの!?」

「違うよ、知り合いのお見舞い」

「そ、そっか」

「それじゃ」

危なかった……。

バレてないよね?

バレたくないんだよね。

伊野さん、きっと恋夜にいうし。

そしたらお見舞いきちゃうし。

絶対いや。

絶対バレたくないんだよね。