「雪、ちょっと…話があるんだけど」

「雪は俺に勉強教えてんだけど。邪魔しないでくんね?てか、昨日話したはずだろ」

「いや、昨日は…」

「恋夜、俺は話する気はないから。だって…俺たちもう別れてるでしょ?」

そういうと目を大きく見開いた。

「……トラ、他にわからないとこは?」

「んー、じゃあここは?」

「結構難しくなるぞ」

恋夜はゆっくり自分の席へ座った。

魂の抜けたような感じで

机に突っ伏している。

なんであんな態度とるんだろ。

期待させるのもいい加減にしてほしい。

もう苦しくなるのは嫌だ。