「ほら、飯食うぞ!」

「うん。今日はハンバーグか」

「ごめんな、ちょっと不格好で…」

「んーん、作ってくれただけで嬉しい。いただきます」

不格好でボロボロのハンバーグは

とても暖かくて味なんか形なんか

関係なく、うまかった。

トラの料理はあったかい。

「あ、そういえば妹は大丈夫なの?トラがいないと泣くんじゃなかったっけ?」

「あー…実は遊びに連れてけって親にいわれてさ……」

「なら、明日は午前授業だし午後は妹とどっか行ってくれば?兄妹みずいらず」

「んー、でもアイツ…俺っていうより雪の話が聞けないと泣くんだけどな…w」

「え?俺の話?」

「あ!なんなら雪も行かね?そしたらアイツ喜ぶし!雪が倒れても俺がいるし!よし、そうしよう!」

「あ、おう…?」

まあ、妹と俺も出かけるってことか。

居ていいのかなw