キーンコーンカーンコーン

「加奈おはよー!
昨日大丈夫だった?!」

「おはよー
大丈夫だよー‼
ただの貧血だったみたい!」

「そっか!
ならよかったわ 笑」

真優は安心したように笑ってくれた。

きっとすごく心配してくれていたんだろうな。

「加奈が倒れた時、祐斗くんがすぐに加奈を抱き上げて運んだんだよー!
加奈女子たちから羨ましがられるねー。笑」


確かにさっきから視線の目が痛い…。


「なんでこんなに睨まれてるんだろ…」

「そりゃ睨まれても仕方ないよー。
祐斗くん今まで女子嫌いで通ってきてるもん。絶対触ったりしないし、触られりしないからね! だから加奈すごいんだよ‼」

「そーなんだ…
そんな風にはみえなかったんだけどなぁー普通に笑ってたし、私のこと加奈って呼んでくれてたし。。。」

「えぇ?!
うそでしょ??加奈に笑ったの?」

「うん。」

「それ絶対加奈に気があるよ‼‼
笑ったところ見たことないし、しかも女子のこと名前で呼んだりなんかしないもん‼」