私が帰るまでその人達はいて、なんだか仲良くゲームしていましたが、

私はそのまま家路に直行。
次の日が体育祭の予行練習で一刻も早く帰って寝たかったのです。




次の日、
体育祭の予行練習が始まりました。


「今日って全部やらないよね?」
「うん、何種目が試しにやるだけだから早いと思うよ」

なんて話をしながらグランドにもっていったイスに腰をかけていると

「よぉ!お前らここかぁ!」

話しかけてくれたのは当時三年生の男の先輩
私が演劇部にいた時テスト前勉強を教えてくれてその時に良く話すようになった先輩です。
でもこの先輩、少し苦手で……ていうのも

「あ……どうもー……」
「ん?え?あれ、どっからか声が聞こえるなぁ……あ。小ちゃくて気づかなかったよwwwwww」
「(憤怒)」

そう、私は人より少し背が小さく、いや本当に少しね。本当だからね←

それを馬鹿にされていました……。泣

「小さくないですっ……!!!!」
「えぇーそぅーー???」
「ぐぬぬぬっ……!!!!!」


なーんていつもの絡みをしていたら
後ろからまた別の先輩らしき人が歩いてきました。

その人は

黒髪で、

メガネで、

顔がシュッとしていて、

髪型が長くて………



あ、あれ…?

あの人…あの人…?


…………………………ああ、

……………ああああの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「きっ、昨日!!!!!」

私もびっくりするくらい、突然にも関わらず何の躊躇も無く発したのがこの言葉です。

ほら、驚いてる。
でも私は止められませんでした。

「昨日、お店来てくれましたよね?!?!」