「告白じゃないよー
なんでこんな可愛くない
あたしなんかに告白するのかなあ」
そんなことを呟いていると
はあと大きくて盛大な
ため息が聞こえた
「いーい、ひなよは充分に
可愛いんだからね!!もう、本当に
無自覚なんだから」とぶつぶつと
独り言を言っている円香
また、変なこと言ってるよー
あたしが可愛いわけないのにね
すると円香は人差し指をびっと
あたしに向かって差し
「可愛いのよ!わかった」と
有無も言わせない感じで
言ってきた
あたしはとりあえず円香に
向かってわかったとだけ言った
そして待ち合わせ場所に着くと
そこには誰かが立っていた