こんにちは!私は、青山千香!今ね!大好きな彼氏の春君と一緒にデートしてるの!

 千香「ぬいぐるみだぁ~!」

歩いていると、可愛らしい店の中からぬいぐるみが見えた。

私は、目を輝かせた。

私ね!ぬいぐるみが大好きなの!あっ!春君の次に好きなの!

千香「みてみて!春君!」

私は、春君を呼ぶ。

春「どうしたの~?」

春君は、ニコニコしながらこちらへ来た。

この人が、西宮春君!凄く可愛くて、優しくて、完璧な人なの!

千香「ぬいぐるみがあるよ!」


春「ほんとだね~!かわいいから千香ちゃんに似合うよ~」

と、褒めてくれる春君。

でもね、春君には、すごい?事があるんだ…。 

それはね…。

千香「いやいや!春君は、かわいいから春君の方が似合うよ~」

私は、苦笑いして春君の言ったことに首を横にふった。

すると、春君はニヤリと意地悪な顔をした。

春「千香?俺だって、男だよ?そんな事言われて嬉しいとでも?」

いつもとまた、違う春君の声。

かわいいって、いうと優しい春君から、意地悪な春君に変わっちゃうの…。

その証拠に、いつもは、僕って言うのに俺に変わってるし、千香ちゃんって言ってるのに千香になるんだよ。

千香「ごめんなさい~!許してぇ!(泣)」

私は、ペコペコ頭を下げた。

春「ん~。じゃあ、千香からチューしてくれたら許してあげる。」

え!

そんなの恥ずかしくて無理だよぉ。

千香「ふぇ!無理だよ!」

私は、泣きそうになった。

春「ダメだよ~!じゃなきゃ許してあげない。」

プイッと顔を横にした春君。

千香「ふぇ…。春君…。」

私は、春君を呼んで許してもらう。

春「ダメ」

だけど、厳しい声をして許してくれない。

ふぇ…。春君の意地悪!こうなったらしてやる!

私は、決心して春君に話しかけた。

千香「ん。解ったから、目、閉じて?」

春「ん~。いいよ。」

意外とすんなり目を閉じてくれた。



よし!頑張るぞ!

スーハースーハー

私は、深呼吸をする。

よし!

ドキドキドキドキドキドキ

心臓がうるさい。

そんなうるさい中、私は春君に顔を近づけた。

チュッ

わ、リップ音がなっちゃった……。

恥ずかしすぎてか、体が凄く熱い。

春「ん。良くできました~♪」

大きな目をパチッと開けてニッコリ笑った春君

よかった~!


春「千香ちゃん」

千香「ん~?」

春君の後ろを向いて、恥ずかしさを紛らわしていたので春君の方を向いた。

千香「ん!」

唇に柔らかく温かいものが触れる。

ふぇ…。私、キスされてるじゃん…。

そう気づく時にはもう遅い。

ダメだ…。息、続かない…。

私は、春君のキスに苦しみながらも溺れていた。



千香「は…る…く……ん!」

そう呼んだとき、ニュルっと舌が入ってきた。

もう無理、限界……。

トントン

春君の胸を叩いてみた。

すると、離れてくれた春君。

千香「はぁ…はぁ……春君」

春「ん~?」

何で余裕そうなの?

そう聞こうとしたけど、止めよ。

もっと、酷いことされそうだし……。

千香「やっぱり、何でもないよ。」

春「そっか~」