私たちが教室をでようとす ると、席に座っている、い かにも「人気者」そうな男 子が、奈緒に話しかけた。 「後で俺らも行くからさ、 食堂行くなら一緒座ろう ぜー。」 「あ、尚紀。 いいよ〜、あとでね〜。」 教室から出ると、奈緒が話し 始めた。 「あれ、尚紀ね。 ほかのやつらもつれてくる らしいけど面白いやつらだ から、いい?」 「え、全然いいよ〜。」 「ならよかった〜♡」