愛理と体育館へ移動し、
校長の長い話に、ウトウトしてたら
愛理に起こされた。
愛『ミヤ!ミヤ!!起きて!
次、新任の先生の紹介なんだけどさ。
あれ、咲玖君に似てない?』
郁『はっ?』
イヤイヤ。愛理さん。
そんな冗談ありえないってツッコミながら、
壇上をみたら、
ちょうど、
『向井 咲玖です』と、挨拶してた。
郁『マジだ……。最悪。』
咲玖side
あの飲んだ日、
ミヤビちゃんを、持ち帰りしてしまった。
タイプだったんだ。
本当は、手を出さないつもりだったんだけど…。
お酒入ってたのも、あって抑えきれなかった。
そしたら、次の日
起きたら姿がなかった……
置き手紙の内容からして、
無かった事にされてるみたいだし。
連絡先くらい、書いていけよっ!
はぁ〜なんだかなぁー。
咲玖side end
集会も終わって、
愛理と、教室にもどってきている。
愛『咲玖君が、教師とはね……。
智に、高校生って話してないんだよね。
バレる前に、自分から話さなきゃな……』
郁『愛理……。智君の事、マジみたいだし、今日にでも話してたほうがイイよ。
許してくれるのを、信じるしかないよね。
まさか、こんな展開になるとはね…』
愛『……うん。』
咲玖君は、新任ってのもあって、
クラスは受けもたないらしい。
ただ、数学の授業の担当になる…。
あぁーー!!もうっ!
考えても、仕方ない!!
極力かかわらないようにしよう…。
学校も、終わり
凛と待ち合わせのファミレスで合流。
凛『あれぇ〜?愛理は?』
郁『智くんの所』
凛が来てすぐに、咲玖君が新任教師で
学校に来た事。
愛理が智君に話してなかった事を、
今日話に行った事を話た。
もともと智君とは
夜、いつもの三人で飲んでた時に、声かけられて知り合ったの。
それで、愛理と付き合うようになったから、本当の事は、
誤魔化したままになってた。
郁『ところでさ、
咲玖君達と飲んだ日。
飲みすぎたみたいで、記憶がナイんだよね…。
何で、咲玖君と私一緒に帰たのかな?』
凛『あ〜。あの日ね、
盛り上がって、結構飲んだんだよね。
咲玖君、ミヤの事気に入ってたし、
帰る方向一緒だったから、二人でタクシーで乗って帰ったんだよね。
まぁ〜ミヤの事だから、タクシー乗って寝てしまって、家に連れてくしかなかったって所じゃない?
でも、まさか先生で現れるとはね(笑』
郁『いやっ!笑えないから!』
とぅとぅ、やってきました!
なにが?って?
それは、
咲玖の授業の日!!
愛理は、智君に本当の事、話したけど、
少し怒られたくらいで、
ギクシャクすることもなく
ラブラブしてきたらしい。
そして
智君は、『面白そうだから、咲玖が気づくまで駄まっとく♪』とのこと…
もう!
人ごとだからって、楽しみやがって!!
咲『席つけ〜授業始めるぞぉ〜』
はぁ〜。
本当は、サボりたかったんだけど、ずっとってワケにもいかないしね。
咲『じゃ〜出席とるから、返事してな』
と、出席番号順に名前を、呼びだした。
愛理と私は、前後だから、さすがに2人そろってたら、他人の空似ってごまかせないよね……。
そんな思ってる間に、
咲『南 愛理』って、愛理が呼ばれた。
咲玖の顔見たら、一瞬驚いた顔してた。
そして、前後で座ってる私にも
気ずいたのだろう、
さらに、
目を見開いてた…
うん、バレたな。
その後は、何もなかったように
授業をしてた。
授業が終わって、昼休み。
愛『あっ!智君からメールだぁ〜!
…………。
ミヤ…
今日の夜、一緒に智君の家にくるようにだって〜』
郁『はぁ〜。
バレたから、智君に連絡するだろうとは思ってたけど、
そっこうやったね(笑)』