翌日。
いつものように携帯のアラームで目を覚ます。
まるで昨日あったことが嘘みたい。
昨日はお母さんに触るなと言われていた鏡を触ったら、鏡から自分は鬼と人間の半妖だという三篠が出てきて。
それで私が必要だとか欲しいだとか言ってた。
私って本当に鵺姫なのかな?
未だに信じられない。
だって16年間なんにもなかったのに、いきなり鵺姫って言われて、はいそうですかって信じられるはずない。
あ、もしかしたら嘘だったとか?
昨日のあれは全て私の考え過ぎから生まれた、夢だったとか。
それあり得る。
ていうかそれしかないよね。
勝手に自己解決して、いつものように制服に着替えると。