ジリリリッ ジリリリッ!
ちりりりっ ちりりりっ!
コケコッコー!コケコッコー!


朝から騒がしい雑音が入ってくる。


「...う~ん。まだ眠いよ~…」

私は、うるさい3つの目覚ましを無視して
すやすやと2度の眠りについた。

『…ち…ま…』
微かな声が聞こえる。 夢?

あれ…なんでさっき…目覚まし3つも…?

『…ち…ま…』   う~ん…うるさいなぁ…

寝返りをうとうとした瞬間。
「まちっっっ!!!!」

耳が張り裂けそうなくらいの大きな声が
私を眠りから覚ました。
「わっ!」 びっくりしたーっ!って…

「お姉ちゃん!?」
「何?」   いや、何?じゃなくて…

「まち、時間。やばいんじゃないの?
初日から遅刻しちゃだめでしょ♪」

そうウインクしてお姉ちゃんは部屋から
出ていった。