直センパイ私決めたんです
直センパイに前に進んでもらうって
そのためにバスケやるって
センパイの側で笑うって
苦しくてもいい
センパイの中に咲けなくてもいいよ
これが私のたんぽぽの恋の仕方だから

「はー楽しかったな!!」

「ですね!夢中になりすぎて結局どっちが勝ったかわからなくなりましたね」

「ははっ!は……ごめんな美来」

センパイ泣かないで

「オレバスケ好きだし本当楽しいと思うんだ今もすげー楽しくてでもバスケすると楽しいと思ったあとにどうしても咲良を思い出す……それがつらいだから部活やめたんだ」

センパイの涙 ふるえた声
初めて見て聞いて思い知らされる
咲良センパイへの想いの強さを
でも直センパイは生きてるんだよ
咲良センパイと一緒に止まってはいけないんだよ
だからその想いは抱えて歩いて