ガラガラガラ

ドアが開いたとたんに女子の黄色い声が

『五月蝿いなぁ、なんだろう?』

「あの人達じゃない?」

『あの人達?』

「うん、碓井 紫宛君と久米 悠哉君だよ」

『誰?』

「えっ、藍ちゃん碓井君達の事知らないの?」

『うん、私あんまり男子に興味ないから』

「噂とかでも聞いてないの?」

『うん、噂とかもあんまり好きじゃないし。でも、そんなに有名なの?』

「有名だよ!碓井 紫宛君はね、学校で女子から一番人気があって、容姿端麗・頭脳明晰・運動神経抜群の完璧君なの。で、久米 悠哉君は、碓井君の次に人気があるんだよ」

『へぇ、そうなんだ。でも桃愛、よく知ってるね』

「うん、だって私噂だい好きだもん」

『そうだったんだ』

そんな話をしていると黄色い声がすぐ近くまで来ていた

すると、女子達の中から抜け出してきたような人が隣の席に座り声をかけてきた

「よろしく って君!入学式の」

『あっ』

その人は入学式に私が、先輩達を倒した後に声をかけてきた人だった