私が、黒猫のような彼、金沢君と会うまでの2週間ほど前…







「…っ…千月ちゃん…。どうしよう」



「ま、お母さんもお母さんよね?

急に男嫌いのくるみを男子校の隣なんて…く、くるみが万が一男に襲われたらと思うと!!怒りで収まらない!!」



千月ちゃんは数学のプリントを握りしてここ学校の自習室で何故か怒鳴っている…とととめたほうがいいかな…




「ち、千月ちゃ…自習室だから…!!

う、あ、でも男の子に金くれ金くれとか言われても私…所持金500円だけどなぁ…」



「いや襲われるって意味金くれ金くれじゃないからね?!!ん、あと、最初から金渡す気でいるのかい!!ちゃんとあたしに電話するとか、助けを呼びなさい!!そして何故500円しかもってない!!昨日お小遣い入ったんだ〜って言ってたよね?!!全部わたあめに使ったとか?!!」



息切れする千月ちゃん。

すごいなあ…わたあめに使ったことわかっちゃうなんて…

エスパー?!


「いやエスパーじゃないからねっ?!
しかもわたあめに使った?!とか言ったの冗談なのに当たったんだね?!」


「な!??」


「今の全部口に出してたよ」


「っ…////お、お、おそ、お、襲われる…って…っ/////」


「えっ?!うん!?!
反応おそっ!!?」




なんかいつもこんな感じだなぁ…


あっ!!!じゃなくって…



「お、男嫌い…なおせんのかなぁ…」


「…じゃあ、くるみ、いい考えがある」