立ち上がろうとするけど、立てない。



足首が痛い。



くじいちゃったみたいだ。





どうにもならず困ってるあたしの元に一番に来てくれたのは、岩垣先生…




「大丈夫か?あぁ、足をひねってんな。よし。」



すると先生は背中をあたしに向けた。



「ほら、早く乗れ。」



「へ!?無理無理!!大丈夫!自分で立てますから…いたっ。」



「無理すんなよ。仕方ねぇ…」



あたしのほうを向くと、ふわっと体が浮いた。



「ほぇぇ!?先生!?」



お姫様だっこぉぉぉぉ!!!!