私はそこにあったものに
叫んでしまった

「な、何で!人形が!?」

そう、
私の部屋に置いてあった
人形が階段に落ちていたのだ

「香!落ち着け!」

私を落ち着けさせようと
する博史
今はそんな状況じゃないよ!

「いやぁーー!!」

「とっ、香ー!!」

ドンッ!!

私は裸足のまま
外に飛び出した

「ハァッハァッハァッ………」

怖い怖い怖い!!
何なのあの人形!

今日の朝見た人形よね!
じゃあ何で階段に落ちてたの!

わけわかんない!

と、思っていたとき……


トンっ!


「きゃっ!」

誰かにぶつかって
しまった

「す、すいません!
私急いでたので!」

私は急いでぶつかって
しまった人に
謝った

「香?」

「………えっ」

私はぶつかった人を
見た

「……一輝君?」

そこにたっていたのは
一輝君だった

「どうしたんだ?
走ってきたりして……って
何で裸足なんだ!」

私は安心したのか
ここで意識を無くした