王都に着き、王城であるシルフィ城に着くと、わたしは付き人の人に案内され、一室に通された。
とても広い…30畳位ありそう。部屋は洋風の城にピッタリの小物や家具、
扉が有り、開けると、お手洗い、浴室も付いていた。
「ご不明な所がございましたら、お申し付け下さい。」そう言われて
「学校はどのような所に向かうのでしょうか?」そう聞くと
「アレス様も在学中である日本で言う高校、大学一貫校である由緒正しき場所に通って頂きます。」と言われた。
「そうですか。ではもう1つ。わたしはいつ頃から公務にでるのですか?…王家の者としてではお勤めを放棄するわけにはならない事だと思います」そう言うと
「スケジュールでは3日後に正式に国民にお披露目がございます。…学院に通われるのは今日から5日後です」と言い、
「後程、メイドがこちらの部屋へ来られるので、お召し物などはその時にお着替えをして頂きます。」と言われた。
「わかりました。」わたしがそう言うと付き人の人はお辞儀をしてから部屋を出ていった。