わたしが…?
あの後、DNAサンプルを渡した後でラスティ国の行方不明の姫君に関して調べてみたが髪色、瞳の色、肌の色、ペンダント、全てがわたしに合致していた………
「王様と王妃様が本当のお父さんとお母さん…なの?」そう言うと王妃様が笑みを湛え、
「えぇ。…貴女の本当の名前はミリヤ・ラピス・シルフィディア…ようやく会えた…」王妃様がわたしを抱き締めてくれて、わたしと王妃様を包む様に王様が抱き締めてくれた。
王様と王妃様がわたしを離すと王様が
「あらためて、ラスティ国へ来てくれないか?」と言われて
「はい。宜しくお願い致します」そうわたしは言った。
それから施設の人たちの挨拶や学校の退学などで丸2日は潰れ、その2日間は領事館に滞在していた。…王様が少しでも一緒に居られなかった時間を埋めたい、そう言われて。外見は瞳の色は王様に似ていて、髪色は王妃様似。…二人とも美男美女だな…
後わたしには2こ違いの兄がいるらしい。名前はアレス・ウィル・シルフィディア。王妃様の瞳の色である碧の目に王様の髪色である金髪…らしい。…王様たちの子どもだからイケメン何だろうな…日は過ぎ日本を発つ日が来た。
こうして竹葉みつきこと、ミリヤ・ラピス・シルフィディアはラスティ国のお姫さまとして新たな人生を歩む事になった。