「分かりました。」本当は喋るのもイヤだけどこのままはもっと深刻な状態になりそうだから、お兄さまやユウキさんに迷惑は掛けたくない。

「ありがとうございます。姫様。」そうパティさんは言った。

「ミリヤ様。そろそろ、食堂へ。」ユウキさんが言った。

「分かりました。」わたしはそう言うと食堂に向かった。

ー食堂ー

席に着くとメイドの人(昨日ピアノ部屋に居なかった人)に食事を運んでくれた。

オムライスにグリーンサラダ、スープ。

…かなり量が多い。そんなわたしに気付いたのかお兄さまは

「少しずつで良いからまんべんなく食べるんだ。」と言ってくれた。

「ありがとうございます。」そう言うとわたしは微笑んだ。

なぜかお父さまたちは微笑んでいた。