ー夕方ー

わたしは部屋に居たらノックが聞こえたから扉を開けたらお兄さまがいらして、

「少し、良いかい?」と言われたので

「はい。」と答えたら

「二日後に正式なミリヤのお披露目会があって、諸外国の重要なポストの人物が来るんだが、ミリヤにはお披露目会迄に覚えて貰いたいんだ」と言っていて、わたしに書類を渡した。…パラパラと見るが、高校の授業で習う人物が載っていた。

「分かりました。お忙しいのに、書類を持ってきて下さりありがとうございます。」そう言うとお兄さまは

「気にしない。…俺がしたくてしている事だから…ミリヤにも会いたいしね?」もしかして…シスコン?顔に出さないように

「いえ、」そう言うとお兄さまはまだ言いそうなわたしを

「…ミリヤ、俺はミリヤの方が心配だよ、…昨日、寝れていないのだろう?」と言葉は疑問系だが、目は確信を持っている。