ー一方sideユウキー

城の警備を頼まれ、常駐している城の警備を任されている騎士も含め大人数で守りを厳重にしていた。

…今の所おかしな所は無い。

…おそらく、今狙われるとしたらミリヤ様だろう。

ミリヤ様のお姿を思い出した。

あのラピスラズリの様な青い瞳は深海を連想し

髪は柔らかそうな、だが芯が通った艶やかな色。肌は日焼けをしないのか、と位に白い。

お顔立ちもハッキリし、〝可愛い〟部類に入るが、1つ気になっている。

…全く、笑わない。いや笑った姿は見ない。…団長がおどけてもニコリともしなずに。

…信頼、していないのか?守るものと守られる者に必要な物は互いの信頼。

笑って欲しい。なぜか俺はそう思った。