「さっきの部屋と変わんない。」
「王子だからな。」
「そ…そっか…」
手、早く離してくれないかな…
恥ずかしい…///
「あははは」
「な…何?…」
急に笑い出すカイヤ。
「緊張しすぎ!」
「えっ?」
私そんなに緊張してた?
「カイヤ!こんな所にいたの?部屋にいなかったから、もしかしたらと思って…」
「あぁ。どうしたんだ?」
急にマキアの声が聞こえれる。
「夜ご飯何がいい?」
夜ご飯か……
「姫は何がいい?」
「カイヤは?」
「俺?姫が食べたいものにしろよ。」
私が食べたいもの?
別になんでもいいんだけどなぁー。
「じゃあカイヤの好きな食べ物で。」
「わかったわ。よく短時間でラブラブになったわね。手まで繋いちゃって。」
「えっ!?」
そっか…手、繋いでたんだ。
「じゃあ部屋に持って行かすから。」
「あぁ。よろしくな。」
そう言って部屋を出ていく。
「カイヤのせいだからね!」
「は?」
「手、繋いでるとこ見られちゃったじゃない!」
「いいじゃん。いつかこれが当たり前になるわけだし♪」