「や....、嫌だ...!!」

もう、沢山だこんなの...。

「ゆ....ぅ...た....っ、にげ...」

目の前で朽ち果てて行く、母さん。
震える俺の手は気が付けば、鈍く光るそれに手が伸びていた。

「....ごめん、父さん...。お前のせいだ。」

握る手に力を込め、思い切りーーー…