「…やめて」

男子二人はニヤニヤしながらガムテープを私の口に貼る


「っ~」


ポロポロと涙が落ちる

しょせん、男はそういうものだ…



一人は私の着物をほどいていく
もう一人は撮影をしている


死にたい…



するとボコッッ――という鈍い音がし、振り替えると
優雅達がいる


なんであなた達はいつでも来てくれるの…?


よけいに涙がこぼれる



「てめぇら、ぶっ殺す」

優雅の低い声が男子二人の顔を青くする


忍は私に近づき口元に貼ってあるガムテープをゆっくり剥がす