「ワガママも大概にしろよ、クソガキ」


ギリっと一度だけ胸倉を掴む力を強めた。
殴りたい気持ちをそれで我慢しているのかもしれない。



でも、


「『ワガママ』ですって…?」



パシッと輝の手を降り払う


それが予想外だったのか、輝は少しだけ目を大きくした。