薫、輝、忍は 声がハモっていた



優雅に抱きつかれるのが落ち着かないので“はなして”と言った


すると彼は “なんで無理なんだよ”と言ってきたので
私は当然でしょ?という顔で答えた




「だって、家に帰れば離れるし、トイレに行ったら離れるでしょ?
それに学年が違うわ」



皆の顔を見たらポカーンとしている


「え?…私、変なこといった?」



すると優雅の笑い声が聞こえる



「クックックッ」



「なあ、美優、本当に俺の女にならないか?」





…は?




「なるわけないでしょ」




「ブス、そこはyesだろーが。ブスは頭もワリイのか?
今度からカバって呼ぶぞ」


「なっ?!ヒドイ!私、前の学校でテスト
学年1位だったわよ」