「“なんでもするから”って言ったのお前じゃねぇーか」



「そ、そうだけど…」



なにも言えない私を見てイタズラそうな笑みでとんでもないことを言う

“美優からキスしろよ”…と。


「なっ?!嫌よっ!」



「あの、稲葉様、星月様、ご到着なさいましたけど…」


運転手さんがミラーで私たちを見る



「ほら、美優、早くしろ…」


昂は目を閉じる



「う…」


わかったわよっ、すればいいんでしょ…(。≧ε≦。)



そっと昂の唇に触れる