彼女は僕が声を荒らげる理由も分 からずにただ驚いて僕を見ていた

そして周りの人にすまなそうに頭 を下げた

自分の意見が通らないなんてこと はなかった

僕は小さいながら頼られる存在だ ったし

運動会でも一等賞だったし

小学校にあがってからもまだ誰に も勉強で負けたことなかったし。

いつだって僕は正しかったから

彼女が僕より大人ぶってて、僕の ことをおかしいと言って

なんだかむしゃくしゃした