少し、時は遡り……

「へー、あんた悠太って言うのね。平凡な名前。」

あんたみたいな名前の方が少ないよ!

と心の中で叫んだ。

「早く行くわよ!」

「え?」

「入・学・式。私が一緒に行ってあげるわ。」

少し腹立つ言い方をされた気がするがもうしんどいので

「ありがとうございます?」

「フンッ。」

というわけで式場へと向かった。