アヤさんの事ばかり、ぼーっと考えて、昼休みになっていた。
〝今日、一緒にお昼たべよ”
って、いーちゃんからメールが来ていて、裏庭で待合わせして、お弁当タイムに。
「―…えっ?」
私の間抜けな声と同時に、ポロッとタコさん形にしたウィンナーがおちた。
「〝えっ?”って、こっちが〝えっ!?”だよ!今の今まで知らなかったの??」
嘘でしょ、海音!って瞳で、いーちゃんが私を見る。
私は、というと、いーちゃんが手にしているCDのジャケットに目線が釘づけ。
だって、いーちゃんが持っているCDには
〝Hibiki tukishima”
という文字が並んでいる。