「あ、愛のこ、告白……!?」
「そう、愛」
いーちゃんが大真面目な顔をして言うので、ボッと一気に赤面しちゃう。
「な、ないない!絶対に有り得ない!!」
必死に否定する私。
「なんで?海音ってさ、何時もメガネして、髪の毛も顔を隠すぐらいに伸ばしてるからわかりにくいけど、実際、結構可愛い顔してると思うんだけどなぁ」
「も、もぉ~…冗談でもそんなこと言っちゃダメだよ~」
熱る顔をハタハタと扇ぎながら、いーちゃんに言う。
「えぇ~そうかなァ~」
「そうだよっ!あ、ほら、早くお弁当食べちゃわないと昼休みおわっちゃう……」
「海音、ちゃんと鏡見てる~?」
「見てる、見てるっ……!それよりも、ね?食べよう!」
卵焼きを頬張る私。
いーちゃんもご飯に箸をつける。
放課後までの時間がどんどん迫って来る―…