「取り敢えず…どっか座る?」


そんな私の提案で公園にあるベンチに座ることになった。


「…ねぇ。いっそのこと告白したら?」


私はそんな提案を緋呂くんに問い掛けた。


いつまでもウジウジ悩むくらいなら…告白してスッキリした方が絶対にいい。


だから、私は緋呂くんにそう言ったんだ


「…フラれるって分かってんのに?そんなのムチャだよ…」

「だったら諦めたら?ウジウジ悩んじゃってさ…今の緋呂くんあたしは嫌い…」



私がそう言うと緋呂くんは傷付いたような顔をした。