心地よいドキドキじゃなくてヒヤヒヤするドキドキ・・・
緋呂くんはどんな顔をして私を見るんだろう?


ビックリ…するよね。


そんなことばかりを考えながら玄関の戸をジッと見つめた。


―ガチャ。



その音と共にドアが開く。そこには私服姿の緋呂くんがいたんだ…



「彗斗?…と陽菜ちゃん?」


彗斗に目線を向けたあと、私に目線を向ける緋呂くん。



これ以上まっすぐに私を見つめる緋呂くんの目を見ることが出来なくて…私はつい目を逸らしてしまった



「中入れば?…てか彗斗のやつ勝手に入ってんし!陽菜ちゃんもおいでよ?」



キューン//


昨日のことがあったせいかいつもより緋呂くんの笑顔にドキドキする。