今日はクリスマス。
昨日から雪は降り続いて、外は銀世界だった。



適当な時間に起きて出掛ける準備をする。



今日は彗斗と会う約束をしている。…でも昨日のことを考えるとちょっと複雑な気持ち。



適度におしゃれをして家を後にした。



「雪…いつ止むんだろう。」



そんなことを呟きながら目的地へ向かった。



「陽菜ぁー!」


目線の先にニット帽子を被った彗斗がいた。
ニコニコ笑いながら手を振る彗斗。



そんな彗斗に答えるように私も大きく手を振った。