隣駅につくと人が腐るほどいてなんか気持ち悪い…


「すげぇ…」


ふと隣を見ると彗斗は目を輝かせて見ていた。

そうだった…

コイツは昔から祭りが大好きだったんだ。


「早く行こうぜ!」


振り返ることなく彗斗は黙々と前に進む。


俺は時折、陽菜ちゃんを気にしながら彗斗の後を必死についてく。


…普通逆じゃね?
そんな疑問を感じながら俺は彗斗を追うのに必至だった。


そういえば…さっきから陽菜ちゃん俯いてばっかだ。


なんかあったのか?


「本当はさ、彗斗一人が来る予定だったんだけど彗斗に誘われてさ…来ちゃった。ごめんね?」

「ううん…逆に嬉しいよ…//」


そう言って陽菜ちゃんは彗斗の隣へ行った。


え?
陽菜ちゃん…?


なんか顔赤くなかった?
明かりのせいかな…。