「早く陽菜来ねぇかな~♪」


今、彗斗と肩を並べて陽菜ちゃんを待ってるところ。

行くつもりはさらさらなかったけど、昨日の電話のことが気になって彗斗についてきてしまった…


「なぁ。昨日のなんだよ?俺がどうのこうのって…」

「…俺そんなこと言ったっけ?」


少し寂しそうに笑う彗斗を見て俺は何も言えなくなってしまった。


…こんな彗斗は初めてだ。


「ひーな!」


しばらくして陽菜ちゃんが浴衣姿でやってきた。

浴衣のおかげかすごく大人っぽく見える