彼はどう私のことを思っているかわからないけど、こうして横にいられることが純粋に嬉しかった。 「今日来てたんですね。」 「あぁ、読みたい本があったんだ。」 先輩が手にしていたのは、英語が苦手な私にはよくわからない題名だっ なんて書いてあるんですか?なんて聞くより、彼の横顔を見ていた。