布団から出て、机に向かう。 「もしも、君が世界に存在しなければ、僕の中でこの世界はなかったことになる。」 日本語にするとこうなる。 なんであたしこんな英語も分からなかったんだろ。それだけ先輩に溺れてたのかな?自分でも笑えるほど簡単な英語。 これは先輩の思いそのままでもあったのかな? 視線を横に動かすと、 本の横には一通の手紙が置かれている。 この本の中に挟まれていたものだ。