それから数日たったある日
ドンっ!
「わっ!」
誰かとぶつかった。
やばい!
階段から落ちる!!
覚悟をきめて目をつぶった瞬間…
ガシっ!
しっかり腕を引っ張られ、間一髪たすかった。
「すみません。ありがとうございます」
お礼をいいながら顔をあげると
あたしを助けていたのは
富川舜也だった
「大丈夫か?本当にごめん」
血相を変えて謝ってきた。
すごい同様してる。
顔がすごい青白くなってる
…あれ?
あたし、この顔つきと謝る雰囲気
知ってる…
え?
嘘でしょ?
まさか…
パパがあの時かばった男の子って…
「…あなたなの?」