「みほ!あたし達、同じクラスだよっ」
「ほんと!?やったぁ♪♪」
なみとまた同じクラスになれたっ!
嬉しいなぁ
…?
クラスの名前の中に、見覚えのある名前があった。
[富川舜也]
誰だろう
思い出せない
てゆうか、
思い出したくないような…
「みほ!教室いこ?」
「うん!」
そのうちわかるでしょ
気にしないでいよう
ガラッ
教室に入っていく
席はどこなのかな…
「うわ!最悪!みほー
あたしの席、1番前だよ。泣」
黒板に書いてある席順をみながら
菜美は嘆いた
「あたしの席は…あっ」
富川舜也って人の隣だ…
ほんとに誰だっけ…
まだ来てないみたいだし
どんな人なのかな…
「おらー。席につけー。」
先生らしき人が入ってきた
中年のおじさん
怖そうだ…
「みんなきてるかー?
ん?1人来てないな。休みかー?」
あたしの隣の人が来ていない。
富川舜也だ
ガラっ
「すみません。遅れました。」
「入学式早々遅刻とは、いい度胸してるな。まぁいい。席につけ」
えっ?
この人
今朝の綺麗な男の子だ…
この人が
富川舜也?