目が覚めた


「また、夢…か…」


今日はよく夢見るなー

「授業に戻っていいのよ、富川くん。」

「いえ、俺のせいなんで。」


カーテンの向こうから、保健の先生と、
富川舜の話し声が聞こえる


「そう。なら、先生はもう戻るからね。後は頼むね。」

「はい。」


やばっ!

こっちくる!


「まだ目、覚めないか…」

とっさに寝たフリしたからね。


「ほんとにごめんな?
俺が、お前の親父さん、殺しちまったんだよな。」


当たり前のこと言わないでよ


なによ

今さら…